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Nの旅〜Nとレッド〜@

※注意※
BWのエンディング後のNくんを妄想しました。
まず有り得ない展開です。
私の自己満足です。
キャラクターのイメージが壊れる危険性があります。
嫌な人は此処でとんぼがえりしましょう。




−Nの旅−〜Red〜




ズズン……

空から何か大きなものが落ちてきた。衝撃でその場所に積もっていた雪が舞う。

「ピカァ?」

隣にいるピカチュウがピクピクと耳を動かした。

ここはシロガネ山。野生のポケモンが強くて、まずその辺のトレーナーは来られないようになっている。

野生の鳥ポケモンでも落ちてきたのかな?

そう思って僕とピカチュウは近づいてみた。

「………?」

僕は首を傾げた。

倒れていたのは、見たことがない白いドラゴンポケモンと緑の髪の青年だったから。

どちらも気を失っているみたいだ。

…どこのポケモンだろう?僕のポケモン図鑑はカントーの151匹しか認識しないしわからない。オーキド博士、新しい図鑑くれないかな…。

今度山を降りたら博士に聞いてみよう。

「………う…ん…。」

緑の青年の方が目を覚ました。

「あの…「レシラム!!レシラム大丈夫かい!?起きて!!」

「………………。」

声をかけようとしたけれど、その青年は凄い勢いでポケモンの心配をして、まくし立てるような早口で声をかけだした。

…僕の存在に気が付いていないみたい。

白いドラゴンポケモンは『レシラム』という名前らしい。

よっぽど大切なパートナーなのだろう。必死になって揺すって声をかけている。

しばらくして『レシラム』は目を覚ました。

立ち上がってブルブルと首を振って雪を落とす。

「よかった…。」

青年は安堵の声をもらした。

ピカチュウは大きさの全然違う『レシラム』を見ても全く怯えない。さすが僕のピカチュウだ。図太い。

今なら青年に僕の声が聞こえるだろう。僕は声をかけた。

「ねえ、君は誰?」

「?」

青年が僕の方を見た。

明るい緑色の長い髪。暗い緑色の瞳。年は…僕とそう変わらないだろう。

「ボク?ボクはN。…悪いけど、ここはどこかな?」

『N』…。Nか。……名前?

ここはどこって……。

「いや、ここはシロガネ山だけど…。ここまで来といて知らないの?」

認められた人しか入れない山なのに。

「そうか。シロガネ山というのか…。」

Nは妙に納得したように頷く。

「つまりここはジョウト…。だいぶ遠くまで来たな。」

この発言を聞くかぎり、Nは別の地方から来たのだろう。てか君結構喋るの速いよね。

「…キミの名前はなんていうんだい?」

Nが聞いてくる。そう言えば名乗っていなかった。

「僕はレッド。」

Nと同じように簡単に名前だけ答える。

「そうか。レッドというのか。」

Nが僕の目を見る。

Nの瞳の中にに僕の姿が映って見えた。



これが僕とNの奇妙な出会いだった。


つづく

−−−−−−−−−−−−

Nくんはゼクロムよりレシラムの方が似合うので。

あとレッドさんのピカチュウが図太いのはなんとなく(笑)

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