煽り文
＿＿空を、見上げるの。
あのとき、あなたが見上げていたみたいに。
見えない何かを、見つけたくて。
会えないあなたに、会いたくて。
……決して叶わない、恋をした。
赦され得ない、恋をした。
でもね、私は良いの。
だって、神なんて信じてない。
私たちは穢された神を調伏し、歪んだ世界を終焉に導くのが、目的だから。
……でも、あなたはどうか答えないで。
応えないで。
真っ白なあなたは神の使徒で、この世界を守ろうとするから。
だからどうか…。
どうかこのまま、灰色でしかいられない私のことは、忘れてしまって。
＿＿叶わない、恋だった。
叶ってはいけない恋だった。
ねぇ、あなたも分かっているでしょう？
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