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Eternally Love 〜永遠の恋〜
3

とてとてと可愛いらしく前を進む彼女を僕はぼーっと見つめていた。詳しくは僕達が繋がっている手を、だけど。

「ねぇ、どこに行こうとしてたの?」

「へぇ!?…あ、あの…文官の執務室ですっ…!!」

いきなり話掛けられた僕はしどろもどろになりながらも頑張って答えた。

「文官?もしかして、ルイさんのこと知ってるの!?」

彼女は少し驚いていた。

「はいっ、僕の父です…。今日はお弁当を渡しに…っ
「お父さんなの!?」

「……はい。」

「そーなんだぁ!!」

僕、話しはじめようとしたんだけどな…。

でも彼女の屈託のない笑顔を見て、まぁいいかと思ってしまった。


「あ、着いたよ♪」

そうこうしている内に辿りついてしまった。

「あ、ありがとうございまし…
「失礼しまーす!!」

「え〜っ!?」

僕がお礼を言って中へ入ろうとしたら、彼女はなんとそのまま入っていってしまった。此処で別れるものだと思っていたのだが、そうではないらしい。
驚愕しつつも僕は彼女の後ろをついていくと、

「ひひひ姫様っ!?それにダン!?」


これまた僕とそっくりな顔をしたお父さんがいた。

驚いて眼鏡が少しずれていたので、僕はプッと笑ってしまった。

それにしても…


「ひめさま?」




もしかしてこの子が?




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