短編集(~2019) 待てば海路の日和あり 『待てば海路の日和あり』(まてばかいろのひよりあり)とは、辛抱強く待っていれば、やがて航海に好都合な天候になるという意味を持つことわざである。 人生も同じことで、今が調子の悪い時だとしても、そのうち良い時期が来るであろう。 だめな時というのは何をしてもうまくいかないもの。 そんな時はのんびり違うことをしていた方が良いのかもしれない。 雨の日もあれば晴れる日もあるのだ。 焦っても、自分の力で解決できないこともある。 そんな時こそ、じっと待ってみるものであるということを言っていることわざなのであろう。 どんなに辛いことでもじっと我慢していれば、いつかは幸運がやってくる。 耐えるということは、なかなか辛いものであるがそれを乗り越えてこそ、本当の幸せがやってくるのかもしれない。 ……なんて、なに俺真面目になっちゃってんの、まじで。 まさかあいつに洗脳されちゃったとか。 時々俺は、自分の恋人と「はじめまして」の挨拶をする。 ほら、親しき仲にも礼儀ありだよ、うん。 ………うん。 言っていいのか悪いのか、いや良くはないんだろうけど。 俺の恋人は、解離性同一性障害である。 ------------------- DID持ちの恋人。 宗夜(受) ソウヤ 平凡高校生(攻) 立夏 リツカ 二人は幼なじみ。 学年一緒クラス一緒。 交際二年目。 DIDなどについて間違いがあったらすみません。 [←][→] [戻る] |