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「恭弥ッ!」
会場に息を切らし駆け込み、男が我先にと言わんばかりに群がっている一角へ早足に近付き、名を呼ぶ。
すると群がっていた男達はディーノに気付き何事かと驚きつつ脇へずれた。
「!」
中央にいた【女性】の姿が露になる。
長いロングストレートの黒髪が一瞬揺れ、深い紅のロングドレスに身を包んだ背を泳ぐ。
「恭弥、」
掠れた声で呟く様に。
優しく、愛おしむ様に。
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