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The Dream Comes True !
B



「もーいい加減機嫌直せよっ」

「・・・。」




アトラクションから降りた後、2人は何をするでもなく只歩いていた。無論、雲雀が風を切りながら。



「悪かったって言ってるだろー」

ひたすら謝るディーノ。
彼が謝る理由は、キス以外にもあった。





「知らなかったんだって。
 お前が絶叫系全く駄目な「煩い!」」

ガゴッ



そう。

あの後生存本能と言うのか、雲雀は無意識にディーノの腕へしがみついてしまったのだ。思いっきり。

本当に、1番後でよかった。



「いってー…容赦ないなぁ」

「容赦する必要なんてあった?」

「・・・恭弥ぁ」

「ホント煩いよ。
 今すぐ咬み殺してあげようか?」


トンファーの代わりに握り拳を構える。












「・・・夢、だったんだよ」

「?」

「お前と『普通な』デートすんの」

「!」

「一緒に買い物したり、映画観たり…」

俯くディーノに拳を緩める。



そう言われてみれば、確かに『普通な』デートなんて1度もしたことがなかった。

いつも自分は両手にトンファーを、
そして、彼は片手に愛用の長い鞭を。
針でつつかれた様に胸が痛む。





「ごめん…な。迷惑だったよな」









少し潤みを帯びた声に、

いつの間にか



体が、動いていた。



「っきょ、恭弥?」

「煩いよ…ホントに。」


煩い

煩い



「…したいなら、普通に言えばいい。」





煩い

煩い






「別に、迷惑とかじゃなかったし・・・」


君が煩い

胸が煩い

パレードが煩い









「僕は、あなたの恋人なんだ…し」














愛が

煩い








「・・・恭弥。」


必死に言葉を紡いで、伝える。

本当はもっと優しい言い様やもっと具体的な表現の仕方だってあるのに、それがどんなに頑張ってもなかなか出来ない自分が憎い。





「恭弥、恭弥・・・」







それでも


それでも解ってくれる



そんなあなたを












「―――――、ディーノ」





---→


ディノさんのちっちゃな夢(´∀`)

でも彼は考えてそうだー 笑々


そして雲雀がテラ ツン デ レ !
 
clap?







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