トラブルメーカー
3
和田は一瞬、尚を見て良いことが思いついたような顔つきになる。
「こいつ俺の同室者で、彼氏だから。
迷惑だからもう来るな」
尚は訳がわからないと反論しようとすると、目の前の少年がいち早く言葉を発した。
「なにいってんの!?雅樹、うそでしょ?」
「嘘じゃねぇよ。俺に金輪際近寄るな」
和田は尚をわざとらしくギュッと抱きしめる。
和田の行動に尚は青ざめて、ロボットのように固まる。
「嘘だね、僕を遠ざけようとしているだけ…」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!