佑真inハイスクール
日常
Noside
船でしか行き来できない離れ小島に存在する全寮制男子校
「帝翔学園」
一度入学すると退学するか、卒業するかでしか島から出ることができないというふざけた学園である
そんな学園のとある教室では…
「はぁー・・・女の子に会いたい」
1−Bと書かれたパネルが掛けてある教室でため息をこぼす生徒が一人
「佑真、まーだそんなこと言ってるー!いい加減諦めなってぇ」
「っぐあ・・・痛ぇよ!何すんだ樹希!」
ため息をついた黒髪の少年の後ろからひょっこり顔を出した樹希と呼ばれた少年が
黒髪の…佑真という少年の頭を叩いていた
…かなり強めに…
「佑真も往生際が悪いぞー。俺なんか入学初日に諦めたぜ」
樹希が、胸を張って話をする
佑真の呆れたような視線に気づいているのかいないのか
「お前は諦めが良す ぎるんだよ」
ケラケラと笑う樹希を佑真は軽く小突いた
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