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佑真inハイスクール

  
俺がそう言うと、一瞬、港が目を見開いた
すぐにいつもと違う、真剣な顔になる
 
「・・・本気ですか?」


まっすぐ俺を見て問う
俺もその目を見返した
   
「あぁ」

   
「・・・はぁ・・・分かりました。ただ、あいつがあのカフスをつけていることがバレたら、奴らが動くかもしれませんよ・・・いいんスか?」

   
確かに、港の言うとおりだ・・・
   
だがそう簡単には手を出させない
ゆっくりと口角が上がるのがわかった

   
それを見た港は、俺の考えていることが分か ったようで、小さくため息をついて笑った

   
「俺も協力はします。まぁ西園寺さんなら大丈夫でしょうけどね」

   
「わりーな」

   
「いつものことッス」

   
そう言うと港は他の仲間たちの輪に入って行った
なんだかんだいって、アイツは俺のことをちゃんとわかってる

ま、あれでも副総長だからな…
   

生まれて初めて、欲しいと思ったんだ

「俺が守る。俺のモノにしてやる」

    
楽しみだなぁ

なぁ、佑真  

  

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