星月学園12星座華劇団
3
合格発表から2週間
俺達は星月学園の門の前に来ていた
「うわー・・・デカい」
「だな」
俺のお口、あんぐり
だって、門がめっちゃデカいの!上が見えないんだよ!?
「ってかこれ、どうやって入るの?」
「さぁ」
「さぁ、って…ハルはいつもそう!もっと関心を持ちなさいよ!!」
「すいません母上、ただ私は考えるのが面倒なだけなのです」
「なおさら駄目じゃん!面倒臭がりめ」
「なんとでも」
そう言ってハルは俺にドカリとしがみついてきた
身長差考えてね、めっちゃ重い
ま、いつものことだからいいんだけど・・・
力の限りハルを支えていると、なんか聴こえた
『もしもーし』
なんか間抜けな声だな、ってかなにこれ
返事すればいいのかな?マイクないけど
「えと…もしもーし?」
『あ、聞こえる?新入生だよね?今から門開けるんだけど、入ったら右にある塔まで来てねー、じゃ』
プツンて放送が切れた
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