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星月学園12星座華劇団


合格発表から2週間
俺達は星月学園の門の前に来ていた

「うわー・・・デカい」
「だな」

俺のお口、あんぐり
だって、門がめっちゃデカいの!上が見えないんだよ!?

「ってかこれ、どうやって入るの?」
「さぁ」
「さぁ、って…ハルはいつもそう!もっと関心を持ちなさいよ!!」
「すいません母上、ただ私は考えるのが面倒なだけなのです」
「なおさら駄目じゃん!面倒臭がりめ」
「なんとでも」

そう言ってハルは俺にドカリとしがみついてきた
身長差考えてね、めっちゃ重い
ま、いつものことだからいいんだけど・・・

力の限りハルを支えていると、なんか聴こえた

『もしもーし』

なんか間抜けな声だな、ってかなにこれ
返事すればいいのかな?マイクないけど

「えと…もしもーし?」
『あ、聞こえる?新入生だよね?今から門開けるんだけど、入ったら右にある塔まで来てねー、じゃ』

プツンて放送が切れた


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