腐日常 萌をくれぇー(´д`) 「足りない・・・」 2―Cの教室の一番後ろの窓際の席から、グランドで体育の授業をしている生徒たちを見ながら、俺、駿河南(するがみなみ)は、ふと呟く 「何が」 横からそう聞いてきたのは、俺の友達第一号の佐藤裕也(さとうゆうや)。 金髪でパッと見?不良の(若干)イケメン君w 「何って、萌えが」 ズベシッ! 「――っ?!」 叩かれた・・・いぢめっこめ! 横のゆーくんをジトリと睨み付ける 「・・・涙目やめろ」 「泣いてねーし!ってか、ゆーくんのせいだし」 「南が変なこと言ってるからだろうが」 はて? 「変なことなんて言ってないもん」 頬をプウッと膨らませてゆーくんを見る。 ゆーくんは、ハァとため息をついて俺を見た。 そ んな態度したって無駄さ、俺にはちゃーんと分かってる。ゆーくんも萌えを求めているんだろう?萌えがなくて俺に八つ当たりしているだけなんだよね?フフフフッ 「・・・違うからな」 「ハッ、なんでわかったの?!もしかしてゆーくんエスパー!?」 「違う!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |