腐日常
担ぐ・・・だと?
スタートして俺達は校舎内の空き教室に来ていた
遠くで放送が聞こえる
「あっちもスタートしたみたい」
「そうみたいだね、もうしばらくはここに居ても大丈夫だと思うんだけど・・・どうする?」
顔を覗き込んでくる柊君
・・・美形め、心臓に悪いわ
「んー・・・、じゃあもう少ししたら行こうよ」
「そうだね」
二人で壁に寄りかかりながら他愛もない話をする
「柊君って、運動とか得意?」
「別に苦手ではないよ。得意かと言われたら・・・そうでもないかな」
「そうなんだー、俺は全然だからさぁ、今日なんて追いかけられたらすぐ捕まっちゃうかも」
「ふふ、そしたら僕が担いでいくよ」
「ありが・・・・・・ん?」
え?・ ・・・・担ぐ・・・だと?
「無理だよ!!」
「えー、僕これでも力はある方だと思うんだけどなぁ」
その見た目で力持ちって、軽く詐欺だよ!
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