腐日常
柊くん
びっくりして変な声出ちゃったじゃん、だれさ
・・・・って
「柊君」
「やぁ」
クラスメートで同じ鬼に抜擢された柊君が、驚かせちゃった?と笑いながら立っていた
「猫耳似会うね」
「ありがとう。駿河君も似合ってる」
「嬉しくないけど、ありがとー。どうしたの?」
「んー?後5分で始まるでしょう?」
あら、もうそんな時間なのね・・・
「一人で逃げるの寂しいし、駿河君と一緒に逃げたいなー・・・みたいな?」
コテンと首を傾げてこっちを見てくる柊君
うわ・・・王子様スマイル炸裂してるよ
周りにいるチワワちゃん達なんか震えてるよ
ってか柊君も親衛隊持ちじゃなかったっけ?
・・・小規模なやつだけど
でも、俺も一人は心寂しいかもw
「いーよ。一緒に行こう? 」
「ありがとう。駿河君やさしーね」
ニコニコしながら俺の手を掴んでくる
・・・てか、柊君指長っ!!俺の手と全然違う
いいなー、とか思いながら俺は指をガン見してしまっていたらしく、クスクスと上から声が聞こえた
「ふふっ、僕の指どうかした?」
「え!?いや、柊君の指綺麗だなーって思ってさ」
「んー、そうかな?」
「うん!羨ましいよー」
ホント羨ましい。
少しくらい分けてくれても・・・・ムリだね
「そっか、ありがと」
ニコリと笑って俺を見る柊君に、俺も嬉しくなって笑い返す
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