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腐日常
開会式にて

「黙れ」

―――――――――――・・・

彼の一言で物音一つしなくなった体育館。みんなが固まる中、俺は会長のエロボイスを聞いて妄想をしまくっていた。腐ふっw

「・・・面倒くせぇ、代われ」

うわ、さすが俺様・・・自分の仕事放棄したw ま、会長はこうじゃなきゃw
さすがの俺様っぷりにニヤニヤしていたら、聞き覚えのある声がした
・・・この声は・・・

「では、会長に代わり私が説明しますね」

やっぱりぃー!副会長だ!今は王子様キャラのほうだ、さすがw
なんて思いながら見ていたら

『キャァァァァ!!雛森先ぱぁぁぁぁい!抱いてくださぁぁい!!!!』
『抱かせろーー!!!ウオォォ!!!』

とかなんとか、さすが男子校だなという下品な声が飛び交った
あ、雛森先輩若干黒いオーラ出てるw
先輩大変だー、とぼんやり見つめていたらふと目があった・・・気がした
まさかね、と思ったがやっぱり俺を見ている・・・
フッと軽く微笑まれ、美形の笑みに俺も少し・・・
ほんの少しだけど、見惚れてしまった
すぐに視線は逸らされたが、俺の顔の熱はなかなか冷めなかった
・・・俺は見るのが好きなのであって、そっちの趣味は無いからね!・・・多分、うん

「説明させてくださいね」

今度は全校生徒に向けられた副会長の黒い笑みで、みんな一斉に静かになった
そんな空気の中にいた全校生徒や役員たちは、副会長がいつもと違う優しい笑みを一瞬浮かべていたことを知らない
それに気が付いた生徒会長が、一人口角を上げていたことも・・・


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