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龍と花
帰路


誰か・・・助けてくださーーい!

車の中で俺は一人心の中で叫んだ
・・・だって、だってさ
カフェの近くまで迎えに来た龍也の車に乗せられて帰路についてから、俺達は一言も会話していないんだよ!?

しかも、龍也から冷たい空気が漂って来てるし


「・・・っ」

顔を龍也の方に向けるとバチリと目が合ってしまった

・・・もしかして、ずっと俺のことを見ていたのだろうか・・・?

「な、何?」
「・・・・・・なんで勝手に行動した」

なんでって・・・
龍也と因幡さんが楽しそうに話してたから・・・

とは言えず、俯いてしまう



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