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今日は何の日?
10月7日(10×旧7)にちなんだ会話文です

全体的に残念な感じです;;




「ねぇ、タッツミー。」

「ん〜、何?」

「今日は何月何日か、ちゃんと知っているかい?」

「何だよ突然…今日?今日は、えーっと、確か10月7日…じゃなかったっけ?」

「そうだよ!今日は10月7日!」

「…何でそんなに嬉しそうなの、お前。」

「いいかい、タッツミー!」

「えっ…!?あっ、うん。」

「10月、」

「うん。」

「7日、だよ。」

「うん。」

「10月7日。」

「うん。」

「…そんなに薄い反応を返されると困ってしまうんだけど。タッツミー、今日は10月7日なんだよ?」

「だーかーら、それは分かってるって。何?今日って何かあったっけ?」

「タッツミー、ボクはね、気付いてしまったんだよ。とても大切なことに。」

「おーい、ジーノ。あのさ、俺の話聞いてる?さっきからお前ばっか1人で勝手に盛り上がってて、話が全然見えないんだけど。」

「今日はね、ボク達の日なんだ。」

「……はぁ?」

「今の顔もとてもキュートだね、タッツミー。まぁ、それはいいとして。10は、チームのエースであるボクの番号でしょう?そして7は、君が現役選手だった時の背番号だよね?だから、10月7日は10と7で、ボクとタッツミーの…つまり、ボク達の日になるのさ。」

「盛り上がってるとこ悪いけど、その考えでいくとさ…ジーノと俺の日じゃなくて、ジーノと椿の日になんない?」

「ちょっと!何を言ってるんだい、タッツミー!」

「いやー、だってさ…現役引退してもう結構経ってっから、俺自身でも7番背負ってた感覚なくなっちゃってるし。つーか、俺、今、監督やってるからね。もう選手じゃないだろ?だから…今日はお前と椿の日になるんじゃねーの?」

「タッツミー、悪い冗談はやめてくれないかい?飼い犬に手を出すなんてそんな趣味、ボクには全くないんだから。バッキー?絶対にあり得ないね。冗談でも言っていいことと悪いことがあるよ。」

「分かった分かった。そんなむくれた顔すんなって、王子様。別に変な意味じゃないけど、椿はお前のこと慕ってると思うけどねー。」

「ボクに懐く飼い犬ならば、勿論可愛がってあげるさ。だけどね、それはあくまでもピッチの中だけだよ。可愛がっても愛することはないね。」

「…じゃあさ、俺に手出したのは?」

「手を出すって…情熱的なアプローチだと言ってもらいたいよ。……タッツミーはボクの特別なんだ。初めて見た瞬間からずっとずっと君はボクの特別。だから、タッツミーが愛しくて仕方がないんだよ。君を想わない日なんてないくらいにね。」

「……」

「いいかい?タッツミーが何と言おうとも、今日はボク達にとって特別な日なんだよ。ボクがそう決めたんだ。だからね、そういう訳だから、今日はタッツミーに目一杯甘えようと思うんだ。」

「は?いや、お前、何言って…どうしてそういう流れに…」

「甘えさせてよ、タッツミー。」

「ちょっ、ジー、ノ…あ、耳噛むなって。あと、くっ付き過ぎ。抱き付くな。」

「ああ、タッツミー。」

「ジーノ!鍵掛けてるからって、俺の部屋で好き勝手すんな!」

「こんな風にタッツミーを抱き締めているとね、すごく安心できるんだよ。温かい気持ちになるんだ。」

「…っ、ジーノ。」

「タッツミーの側に居るだけで、ただそれだけでボクは何よりも幸せなんだ。」

「そんな安い幸せなんかで満足していいのかよ、王子様。お前ならもっと…」

「ボクはタッツミーがいいんだよ。タッツミーがボクの隣に居ればそれでいい。君だけを愛しているから。」

「うっわー。」

「ちょっと待って。その反応は酷くないかい?恋人にそんな顔されたら、ボクだって傷付くんだよ?」

「お前が、俺が居れば…それでいいとか、真顔で…言うからだろ。いつも思うけど、良くそんな恥ずかしいこと平気な顔して言えるな。」

「だって本当のことじゃないか。恥ずかしいなんて思う訳がないよ。タッツミーはボクの特別で、これからもずっとずっと側に居て欲しい人だから。」

「……」

「タッツミー?あれ?もしかして、照れているのかい?」

「違っ…」

「ああもう、食べてしまいたいくらいに可愛くて愛おしいね、タッツミーは!」

「おい、だから、抱き付くなって言ってんだろ。」

「タッツミー、好きだよ。」

「そういうの、やめろって……何だよもう、俺だってな…どうしていいか分かんないくらいにお前が…大事だよ。」

「タッツミー…」

「あー、俺、何言ってんだろ。やっぱこういうのってさ、年取るほど恥ずかしいもんだね。」

「タッツミー。ボクも、ボクもどうしていいか分からないくらいに君が愛しいんだ。」

「…うん。」

「フフ、やっぱり今日はボク達にとって特別な日になったね。ボク、今とても幸せだもの。」

「はいはい、良かったな。」

「素直になったと思ったら、君はすぐにそうなんだから。でも、困ったことにボクはそんなタッツミーが可愛くて大好きなんだよね。そうだ、来年の今日もこんな風に君に会いに行くからね。その日だけは、いつも以上に甘えさせてもらうよ。」

「……」

「ね、いいよね?」

「……待っててやってもいいよ、その日くらいは。」

「タッツミー…!?」

「俺達の日、なんだろ?」

「タッツミー、大好きだよ。愛してる。」

「知ってんよ。俺もお前と同じ、だからね。」






END






あとがき
サイト2年目にしてジノタツの日(でいいですよね?)に2人をいちゃいちゃさせることができました!良かった!ジーノもタッツミーも誕生日が判明していないので、10月7日を特別な日にするしかないですからね(^^;)


ジノタツの2人にはとにかく1年中毎日らぶらぶしていて欲しいですv積極的なジーノに負けて、結局タッツミーはジーノを甘やかしてしまっていると可愛いですよね。


読んで下さいましてありがとうございました♪

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あきゅろす。
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