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幸せをありがとう
骸誕のお祝い会話文です(短くてすみません…)




「ろ。」
 

論理的な思考力や冷静な判断力を兼ね備えている君は、実は僕よりずっとずっとカッコいいとこっそり思ってるんだ。


「く。」 


くすっと小さく笑った時の顔が可愛くてたまんない!何なの、何であんなに可愛いのさ!ああもう思い出しただけで僕の方がにやけちゃうよ。
 

「ど。」 


どんな美人も絶対に太刀打ちできない超絶美人!超絶美人と書いて六道骸と読むんだと僕は本気で思ってるからね! 


「う。」 


美しさ!これは本当にもう何回だって言いたい!とにかく君は綺麗なんだ。勿論外見だけじゃなくて心も何もかも全部綺麗だから、だから僕はそんな君に惹かれてやまないんだね。 


「む。」


難しい本を読んでいる時の真剣な横顔は見飽きることなんてないね!何かこう美しさが際立つっていうか!骸君、僕はね、君が僕だけに見せてくれる色々な表情に胸が甘く疼いてどうしようもないんだよ。それが君にも伝わっていればいいな。 


「く。」 


癖のないサラサラで長い髪はまるで絹糸のように繊細で大好きだよ。僕の手に馴染む艶やかさは感動ものだからね!そうそう、君を腕の中に抱いて眠る時、君の髪がほっぺたに触れてくすぐったいんだけど、それがすごく愛おしく感じるんだ。 


「ろ。」 


あ、また『ろ』だね。『ろ』は意外と難しいなぁ。うん、論理的な君だけど、意外とロマンチックなとこもあったりするから、そこがまた可愛いんだよね♪クリスマスとか記念日とかそういうのちゃんと大切にしてくれるし。そんなギャップずるいよね。





「さっきから何なのですか?いきなり僕の名前を口に出したりなど…」

「君のこと心の中で盛大に褒めてたんだよー♪」

「はあ…そうですか。」

「だって、今日は骸君の誕生日じゃん?」

「ええ、そうですね。」

「誕生日だから君も嬉しいと思うけどさ、僕の方が何倍も嬉しいんだ。」

「白蘭…」

「僕は、君からたくさんのものを貰ったから。」

「僕が、あなたに…?」

「そうだよ。」

「僕は一生かかっても返せないようなたくさんのものを君から貰ったんだ。」

「……」

「今までの僕とは違ってね、春の花が綺麗だって思えるようになった。」

「春の、花…」

「うん。」

「そうですか。」

「夏の青空の飛行機雲、一緒に見上げたよね?あの日見た空の青さを僕はこれからもずっと忘れないでいるよ。」

「僕だって、忘れたりしていませんけど。」

「秋はさ、穏やかな時間の中、2人で銀杏並木の道を歩いた。あの時、君と繋いだ手をいつまでも離したくないと思ったんだ。いつも一緒でもさ、僕は欲張りなんだ。君をいつまでも感じていたくなっちゃうんだよ。冬はね、寒いなら寄り添ってもいいんだって君に教えてもらった。」

「白蘭…」

「それだけじゃないよ。僕が嬉しい時には隣で一緒に笑ってくれた。悲しい時には僕の気が済むまで肩を貸してくれたね。あなたのことが大切だからって、僕が道を間違えそうになった時には本気で怒ってくれた。喧嘩して止めてくれたよね。」

「そんなこともありましたね。」

「君は僕に、幸せですよって微笑んでくれるけど、本当は僕の方がそういうもの、君からいっぱい貰ったんだ。骸君、君は僕にたくさんの幸せをくれたんだよ。」

「……」

「だから、そんな君が生まれた今日この日に君と一緒なのが嬉しくてどうしようもないんだ。」

「白…蘭…」

「君が幸せそうな顔をしてくれるから、僕も同じくらい幸せなんだ。」

「白蘭、僕は…」

「ねぇ、骸君。」

「…はい、」

「骸君、お誕生日おめでとう。」

「……っ、……ありがとう、ございます。」

「僕と出会ってくれてありがとう。」

「僕だって、同じです。白蘭、あなたに出会えて…」

「うん。骸君、僕と出会って、僕を愛してくれてありがとう。」


僕に幸せをありがとう。






END






あとがき
骸、お誕生日おめでとう!!


4年目の骸誕お祝い会話文は非常に短くて申し訳ないのですが、白蘭に言って欲しいことを言わせることができたので個人的には満足です^^2人だけの甘い雰囲気が伝わっていれば嬉しいです。背景がログアウトですが、2人きりのお祝いパーティー中の会話だと思って頂ければ。最後の言葉は白蘭が骸を抱き締めて耳元で想いを込めて囁いたりなんかしたら、骸はその後、幸せで立てなくなるんじゃないですかね?


これからも白骸の2人には幸せいっぱいで笑っていて欲しいです。白蘭には骸を幸せにする義務がありますからね(*^v^*)2人が幸せなら私も幸せです!


読んでくださいましてありがとうございました!

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あきゅろす。
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