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後書き*オマケ


とうとうやっちまいました。この関係になるまでは、もっともっと引っ張るつもりだったけど……二人の気持ちにあたしが負けた! ワオ! なんてこった! だって書いてんのあたしなのに! なんてこった!
Σ!(0□0`!)))

エチシーン完全に省くか、もうちょっと足すかを悩んだ結果、あんな感じになりました。愛姫の乱れた姿は書きたくないというか……(汗)

だけど仕上がりにはけっこう満足していて、達成感に溢れてます:D
皆さまにも楽しんで頂けていたら幸いです!

最後まで読んで頂きありがとうございました★:)




●オマケ●

鳴り響くアラームを慌てて消した。今日は仕事になんか行きたくもねぇ。
二度寝をしてしまう前に欠席の報告を入れなきゃなんねぇと、サイドの携帯に手を伸ばした時、置いていた水が減っているのが見えた。途中で目を覚ましたのか。
一口含んで喉を潤し、添えていたはずのメモの行方を追った。……なくなっている……?

ブランケットの中の顔を覗いて、昨日の余韻と込み上げる想いに浸っていると、紙切れは愛姫の手中にあった。眠ったままのくせに、大事そうに握りしめたままでいる。
伝えたかったものは、ちゃんと届いているのだと嬉しくなった。

どうしてか幸せに見える寝顔を眺めて、電話で二人分の欠席を告げた。……関係は勘ぐられてしまうだろうがそんなことはどうでもよくなって、この悪くない気分のまま、もう一度目を閉じた。

次に目を覚ました時には愛姫も起きていて、恥ずかしそうに目を泳がせているのが可愛かった。

「よお」
「おは、おはよ」
「体……大丈夫か?」
「うん」
「痛かったろ」
「注射よりも痛かった……でも」
「ん?」
「また……したい……」

お前やらしーな、 ふざけてそう言うと、泣きべそかいて意地悪だと口を尖らせた。
あまりに可愛い感想に驚き、ちゃかすことしかできなかったが、それに反抗する表情にすら心臓が踊る。

二人して仕事を休んだことを伝えた。

「このままダラダラすんのも悪くねぇな」

そう言って髪を掻きまわすと、目を細めて、幸せだと呟いた。

こうしてベッドでじゃれ合いながら過ごす平日の午後。───俺の方が幸せなんだよ、と、心で囁いて、キスをした。


20091214
愛姫ちゃんが大人になったよ。

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