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後書き*オマケ


まず最初に申し訳ありません! 読み返してみなくても無駄が多くて長く長くなってしまっているくせに、こんな終わり方かよ! と、お叱りをうけそうな締めになってしまいました。絶対にいつか修正しますので、今はご容赦ください……
(艸д+。悲)

最後まで読んでいただきありがとうございました!






●オマケ●

睡眠もとらずに一日中泣いていたせいで、森下の目が覚めたのは翌日の昼過ぎだった。
みどりが用事で家を空けると言うのでとりあえず様子を見に行くと、前日とは違い何ともスッキリした顔をしていて、ずいぶんと拍子抜けさせてくれた。腫れた瞼が完全には戻っていなかったけど。

「大丈夫か?」
「うん! もう平気!みどりから聞いたよ! ハル連れてきてくれてありがと!」
「本当に大丈夫か?」
「あのね、ハルがね、好きって言ってくれたからもう大丈夫なの!」

彼氏の様子がおかしかった理由を聞くと、それは知らない、だそうだ。

「だってハルが信じろって言って嘘だったことないもん」

これはまた……あの人好きの一言でずいぶん信用されたもんだな。
空港までお迎えなのとか、そんなことを鼻歌まじりに話す森下は、本当にお手軽な奴だ。

「そういえば彼氏から伝言あるぞ。気をつけて帰ってこい、だと」

今度はどんな顔をするのかと思っていたら、一瞬目を丸くして固まった。だけど、ほら見たことかと思ったのも一瞬だった。……何故そこで頬が色づくのか。

「早く帰んなくちゃ!」
「は? 急に何だ!」
「だってハルに会いに行くの!」

持ってきた荷物をテキパキとまとめ、早々に準備を終え玄関へと走る。

「待て! 送るから!」
「いらない! ありがと! みどりにもありがとうって伝えてね! あ、あとで電話するって言っといてー!」

叫びながら走り去って行った。いちいち動作が遅いはずの森下が、あんなに素早く動くの見たことねぇ……マジで?

非常に心外だけど、保護者的立場から言わせてもらうと、あいつの様子を見る限り、殴ってやろうとさえ思った奴相手に合格点出さなきゃなんねぇ! あんな偉そうで嫌味な男なのに! あー、ちくしょう!
あんな奴よりずっとつきあい長いはずの俺でさえまだ掴めねぇとこあんのに、あの男はどうやら完璧に喜びポイント知ってやがる!
そりゃ好きな男にしか見せない部分もあるだろう。けど悔しい、なんとなく悔しい。

……ちくしょう俺もいつかみどりと……!


20090921
高橋は父親目線の心配症◎

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