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後書き*オマケ


終わりました! やっと!
スパイス並の短編になるかもなんて、マジでどの口が言ったんだ(←)

今回はハルの優しさとか愛姫には見せたくない無駄なプライドとか、そんなのを書きたかったんだけど、どうもね……微妙ですね、今章も(汗)
あとは、久っしぶりに思いっきり愛姫の心臓を破壊するぐらいドキドキさせたかったのと、その為にハルのSっ気たっぷりのとこを出したかったんだけど、どうかなぁ?
個人的にはスイッチオンのハルに萌えたんですが(笑)
なので皆様にも楽しんでもらえてたら嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!:)


●オマケ●

愛姫が泣き崩れた時は本気でむかついたが、言った通り、どちらかといえば自分にだ。
苦しんでる俺を可愛いとあいつが思ったとか、そばにいろとすがったとか、俺の意識はぶっ飛んでたし記憶もねぇことだ。そんな失態は所詮、後の祭りだ。
問題はそう思わせてしまった自分のプライドをいかに立ち直らせてやるか。それだけだ。
その為には愛姫が相手となると、ああやるのが一番の得策だったんだが、ひょっとして選択を誤ったか。
愛姫の心臓をぶち抜くぐらいのことを囁いてやって、とことん追い込んでやることで、誰がその心臓の音を出させているのかを認識させたまでは良かった。二度と可愛いとか思わせねぇように、要は無駄な記憶が上塗りでもさせりゃ良かった。
が、そのあとの泣き喚く姿が酷すぎたんで、やり過ぎたかとブレーキをかけた。
そのまま半日程度は放置してやるつもりだったのに、くそ、俺が愛姫には甘いということを再認識させられただけだ。
しかも惚れた女の、まるで最中の顔のように熱を帯びて潤んだ瞳は、男にとっては瞬殺ものだった。
あーくそ。惚れるってのは、何をしても無駄だな。
たかが女一人を泣かしたぐらいで後悔が突き上げてくるようじゃ、「惚れたが負け」のくだらねぇセオリーを地で行くようなもんじゃねぇか。
あいつとつきあってからこっち、立ち直るも何も、プライドなんてものはとっくにガタガタに崩壊してんだよ。
まあ……それが愛姫を手に入れた代償なんだから、安い崩壊だ。
今、遠慮がちに腕を絡ませている女が目を覚ました時、俺に向けるその視線一つで毎度落とされているようじゃ、必死こいて復権させるほどのもんじゃねぇな。それこそくだらねぇプライドなんてものは。


20130207.
んー、オマケも微妙?(汗)

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あきゅろす。
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