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freeze



こいつ、この短時間で……。


高くそびえ立つ玲のアリスを見上げ、棗は内心驚いていた。


アリスの質は全く悪くない上に制御も完璧。


もしかしたら、のばらよりも…。


玲と同じ氷のアリスを持つ女を思い浮かべ、棗は眉を寄せる。




以前、造形しか出来ないというのは嘘だと聞いた。


だとしたら相当な攻撃力をさえも持っていることだろう。


(こいつの能力がバレてしまえば、間違いなく学園に目を付けられてしまう)


それだけは阻止しなければ。



…しかしこれほどの能力を学園に隠し通せる保証など、どこにもない。























(ならば)































俺が守り抜いてみせるまでだ。




なにも知らない彼女の笑顔を守るために…――






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あきゅろす。
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