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freeze



じゃあ持ち場に戻ろっか、と蜜柑と別れのんびりと元いた場所に戻る玲。


















『あ』


まだ誰もたどり着けていないとばかり思っていたため、玲はそこにいる人物を見て思わず声を上げてしまった。



『凄い…ここまで来れたんだね、日向くん』


「…いつまで待たせんだ」


その様子だと随分前からそこにいたようで。


…うわぁ、蜜柑ちゃんと一時間以上話し込んでたんだ。


時計を見て愕然とした。




このアトラクションには出口が二つあって、それぞれ蜜柑と玲が守っている。


これまで棗しかここまで辿り着いていないということはそれだけ難易度が高いということで、まさか人が来ているとは到底思えなかったのだ。




『ご、ごめんね…』


「いいからとっとと問題出せよ」


イライラした様子の棗に玲は慌てて定位置についた。





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