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freeze



『つ…翼くんっ!!な、なにを…っ!』


「いいじゃん。昔はいつもやってたんだし」


あまりの羞恥に顔を紅潮させながら叫んだ玲だが、翼はまるで大したことのないようにいう。


「翼…お前、大人げないぞ」


ざまーみろ、とでも言うように棗たちを横目で見やる翼に、美咲は呆れたように言った。




「え…なんなんっ…二人とも、き…キキキキスしたん…?」


その声に振り向けば、玲と同じように顔を真っ赤にした蜜柑がいた。


「あー…チビには刺激が強すぎたか」


子供にはまだ早い、と言いながら蜜柑の頭を撫でる翼。


その隙に玲は翼の腕から抜け出すと、恥ずかしさのあまりテントの中に走って逃げてしまった。




『翼くんのばかー…っ!!皆の前でしなくたっていいのにぃッ!!』


捨て台詞を残して。





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あきゅろす。
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