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freeze



声の方を向くと、黒髪の毛先にパーマのかかった女の子がいた。


(わ、綺麗な髪…)


『…天然パーマ?綺麗な髪だね』


「え?」


『私はストレートだから、羨ましいな』


思ったことを素直に口に出すと、唖然とした表情になる。


それは周囲も同じで、一気に静まり返った教室に何かおかしなことを言ってしまったのかと不安になった。






「は、初めて言われたわ…そんな言葉」


するとパーマの女の子は顔を真っ赤に染めて、


「私と友達になってくれないかしら?さっきはごめんなさいね、正田スミレよ」


そう言うと照れくさそうに手を差し出してきた。


よろしく、と手を差し出すと、辺りが再びどよめく。



「パ、パーマと友達になれる人がおったんや…」


愕然とした蜜柑ちゃんの言葉が聞こえてきた気がした。




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