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freeze



「あ、棗とルカぴょんや!」


その声に振り向くと、二人がこちらへ歩いてくるところだった。


『つ、翼くん…降ろして!』


(人前でこんな恥ずかしいこと…!)


しかし翼はしれっとしていて、


「おお、棗とルカぴょんか。どうした、再び挑戦しにきたのか?」


玲を抱き締めたままそう言った。


その時棗と流架と翼の間で火花が散ったのに、玲は気付かない。


「……その手を離せ」


普段以上に低い声が棗から発せられる。


しかし翼は全く動じずそれどころか、


「えぇ??全く聞こえなーいっ!」


『むぎゅ』


チュッ


「「Σ!お前っ」」


玲をさらにきつく抱き締めるとキスまでしてしまった。




…しかも、唇に。





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あきゅろす。
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