freeze
7
特力教室前。
「特力の教室はここや」
『へぇ…意外とまともなんだね』
特力のイメージってなんかこう…もっと…
聞いていた噂との違いに戸惑う玲の前で、蜜柑はドアを懸命に開けようとしている。
た、たてつけ悪いなぁ…
「おう、チビ来たかっ」
中に入った瞬間そんな言葉が出迎えてくれた。
「翼先ぱーいっ!!」
え…翼……?
聞き間違いではない、と目の前の人物を見上げると、次の瞬間玲の目が大きく見開かれた。
『っ…もしかして、翼……くん…?』
「お、その子が例の…………っ!!?れ、…玲かっ!?」
玲の顔を見た瞬間、翼は驚愕に思わず声をあげていた。
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