freeze
4
次の日。
「玲ちゃん、能力別授業一緒に行こっ!」
『うん!』
「あれ…?神崎、潜在能力系じゃなかったっけ?」
その様子を見ながら流架が不思議そうに呟く。
「…さあな。聞いたらどうだ?」
「っ…!!?」
しかし棗がそう言うと、流架は真っ赤になって首を振った。
「………(何かあったのか?)」
棗はそう思ったが、しかし何も言わなかった。
「あ、ルカぴょんッ!!途中まで一緒に行かへん?」
「えっ…いや、俺は……っ……!」
『…あ…っ……』
蜜柑の声に振り返ると必然的に玲と目が合ってしまう。
二人は顔を赤らめると、咄嗟に視線を逸らした。
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