freeze
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「ふふっ…最近明るくなったね、玲ちゃん」
『そ…うですか?』
「うん、笑顔が増えたよ。蜜柑ちゃんたちのおかげかな?」
『…はい!』
再び満面の笑みを浮かべる玲に、思わずどきりとする鳴海。
「(うわぁ、モテるんだろうな〜…)ところで、用というのはこれだけじゃないんだ」
『え?まだ何かあるんですか?』
キョトンとする玲にこれまたにっこりと笑う鳴海。
「うん。能力別クラスのことなんだけどね、玲ちゃんの二つ目のアリスが特別能力系なんだ」
『……てことは、私は特力に?』
「そう、潜在能力系から特力へ移籍。もうすぐアリス学園祭だから、その時は特力で出演してもらうよ」
その言葉に玲の顔がパアっと明るくなる。
やった、蜜柑ちゃんと一緒だぁ!
鳴海にお礼を言うと、玲はウキウキ気分で職員室を出て行った。
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