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freeze



昼休み。


「よっしゃ、かかって来いやー!!」


遂に幕を開けたドッジボール対抗戦。


一人情熱を燃やす蜜柑を見て、しかし玲はかなり不安な表情になる。


『み、蜜柑ちゃん…こっちのチーム、かなり不利なんじゃない…?』


蜜柑チームは、玲、蛍、委員長他数名で、圧倒的に戦力が足りない。


これは、かなり無理がありそう…。


「心配いらないわ、玲ちゃん。これでも一度も負けたことがないのよ」


『ええっ!?…す、凄い』






そうこうしているうちに、ゲームが始まってしまった。


玲は先程までとても楽しみにしていたのだが、始まってしばらくするとやむを得ずコートの隅っこで身を守るしかなかった。


だって明らかに皆アリス使ってるしー!!


絶対に触れられない、触れでもしたら怪我をしてしまいそうなほど危険な球がバンバン投げられるのだ。


それに対処できるのは無効化のアリスの蜜柑だけだった。

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