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freeze



『くすっ…仲いいね。二人とも付き合ってるの?』


「「「!!?」」」


禁句を発してしまった玲に、その場の誰もが固まった。


「…っんな!?んなわけないやろ!!誰がこいつなんかとっ…」


喚く蜜柑の横で、案の定こめかみにぴくりと青筋をたてる棗。


ひいぃっ…!!


立ち上がった棗にクラス中が恐れおののいた。


『?どうしたの?』


その雰囲気に全く気付かない玲は、首を傾げつつ棗を見上げる。


「………」


皆の恐怖をよそに、しかし棗は何もせず教室を出て行った。



『……図星、かな?それとも照れて出て行っちゃったのかな?』


皆が安堵する中、とんでもない発言をした玲。


「…どっちも違うと思う。神崎…素直になってくれるのはいいけど、あまり正直すぎても…」


そう言って、流架も棗を追って出て行った。

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