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freeze



あれから一週間後。


『お、おはよう…!』


慣れないながらも少し笑って教室に入ると、皆元気よく返してくれた。


「おっ、玲ちゃんや!おはよ!」


「おはよう、あなた笑顔が似合うわよ」


「あら、玲さんっ…とても可愛らしいわ…」


クラス中が玲の笑顔に和やかな雰囲気になる。


「…はよ」


『あっ、おはよう』


席につくと日向くんまで挨拶をしてくれて少し驚いた。






号泣したあの日、玲は能力について正直に話した。


それを聞いた五人は決して口外しないと誓い、何かあったら体を張ってでも守ると言ってくれた。


それがとても嬉しくて、それ以来玲は人に心を開くようになったのだ。


とは言っても何分今まで多くの人と関わったことがなかったので多少ぎこちなさは残るが。


それでも玲、そして皆は嬉しかった。

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