freeze
7
ガラッ
ドアの音に気付いて振り返ると、ちょうど日向くんと乃木くんが帰ってくるところだった。
その瞬間女の子たちがキャーキャー騒いで二人に押しかけるもんだから、煩わしいったらない。
無効化のアリスストーンも手に入れたし、これ以上授業を受けても仕方がないよね。
そう判断すると、私は皆の目を盗んで喧騒の教室から出て行った。
なんでもアリスストーンを交換しあうというのは何か特別な行為なのだそうだ。
私は特にそういうのに興味はないんだけど、さっき蜜柑ちゃんと交換しちゃったし、ね。
今度詳しく誰かに聞いてみよう、そう思っているといつの間にか北の森へと着いていた。
『あー…やっぱりここが一番かな』
木にもたれ掛かって腰を下ろすと、いつの間にか眠っていた。
【*前へ】【次へ#】
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!