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freeze



はっと意識を取り戻すと、そこは教室だった。


「あ、玲ちゃん気が付いたみたいだね」


なにやら説明をしていた鳴海先生と目が合う。


…恐るべし、フェロモン体質。


にっこりと笑いかけてきた鳴海先生に、この人はもしかして最強なのでは、と思った瞬間だった。




内容はアリスストーンを作ることだった。


氷だから青系だとは予想していたが、実際に出来たものはほとんど透明に近いもので、その薄さに何となく虚しくなる。


なんだか、色がない…のかな。



「お、玲ちゃんのおっきくて綺麗やわ!」


顔を上げると蜜柑ちゃんが覗き込んでいた。


『…そんなことないよ。そういえば、蜜柑ちゃんは何のアリスなの?』


その手に握られた、少し小さめな蜜柑色のアリスストーンを見ながらふと疑問に思う。


「あれ、言わんかった?」

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あきゅろす。
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