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freeze



『…ありがとう』


お礼を言うと、三人ともにこりと笑って返してくれた。




この学園の生徒たちは優しい人ばかりだと思う。


編入してから3日、全く表情を変えず自分から話そうとしない私に皆友達のように接してくれた。


いや、皆からは友達だと思われているのかな…?


それにそんな皆に少し距離をおかれている日向くんと乃木くんも、あれから毎日北の森に誘ってくれる。


いや、おかげで授業をサボる羽目になってるんだけどね。


でも今まで全く触れ合うことの出来なかった動物たちと過ごすことが出来て、本当は凄く嬉しいんだ。




ふと、周りを見回せば、日向くんと乃木くんの姿が見当たらない。


きっと今日もサボるつもりなのだろう。


そういえば誘われていたのを思い出して、私も席を立ち上がった。

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