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freeze
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その様子を見て少し心が痛んだ。


ほら、ね。やっぱり私の能力は、ここでも異端なんだ。


それでも表情には出さないように努めているため、誰も気がつかない。



造形魔法しか使えないというのは真っ赤な嘘。


きっとそのことは学園の先生でも誰一人として知らないと思う。



ふと、棗と呼ばれる男子を見る。


(……無数の制御装置)


幼い頃から自分の能力には気付いていたから、成長と共に能力を制御出来るようになった私には必要のないもの。


…もしかしたら卒業まで気付かれずに過ごせるかもしれない。




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