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novel
僕のものには一生ならない(ルルスザ)
それがずっとつづくから

しかたないなと思った

だって君はいつも逃げてくから


○゜僕のものには一生ならない゜○


かすかに子供のころに自分が思った感情
今でも願いつづけてる
望みはないけど想うだけなら・・・

「ねぇ、ルル」
「ん何?スザク」
二人はいつも行ってた
そこは自然が満ち溢れた場所
誰にも教えてなくていつも二人しかいなかった
ルルーシュの大切な妹ナナリーにも教えず
そこは二人の世界のようだった

「今日はどうする?いつもどおり木登りレースでもしない?」
「どーせ、お前が勝つだろ?」
「えー?やってみないとわからないかもよ?」
「そー言って勝たせてくれたことが一度もないくせに!」
「わかったわかった・・・じゃあここで何するの?」
一連の会話が終わりまた振り出しに戻る
大体いつもこんな感じで二人は楽しんでいた
そして次に話しかけたのは
ルルーシュだった。

「今日は、チェスでもしないか?」
「だから、ここまできてチェスはつまんないって・・・。」
会話は一分も持たずにスザクによって終わってしまった

「あーあ・・つまんない・・・。」
「じゃあさ、ちょっと違うことしない・・・・・?」
ブルルルルルルルルルルル
スザクがルルーシュに話しかけたと単に
ルルーシュの持っていた携帯の振動音がした
「あっ、ゴメン・・・電話・・」
「でなよ早く」

ルルーシュのでた電話は家からだった
ナナリーが熱を出したようだ
せっかくの休日が楽しかったのに
一気にスザクはつまらなくなった
いやそうな気分は顔にまで出そうだった
「ごめん、今日お父様から話があるんだった!だからバイバイ!ルル!」
その場を逃げ出すようにスザクは駆け出した
ルルーシュは何も言えずに走り去っていくスザクを
ただ呆然と見ていた

ナナリーのこととなるといつもルルーシュは
あせって僕から逃げるから
今日は僕から逃げてみたけど
まだすっごくいやな気分だ。
ナナリーのコトがすこし嫌いになりそうだった
そう・・・僕はルルを僕のものにしたい

それがずっと続いたから

僕は逃げたくなる

一生手に入らないなら

願うことも無駄だとわかりたくなかった

end



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あきゅろす。
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