戯れ歌狂詩曲(ラプソディー)
3
第七師団の船は人目がつかない場所に静かに着陸した
「あんまり揺れませんでしたね」
「運転上手だからね」
「まぁそうしないとね」
「さて…と」
神威は傘を片手に船を降りた
「団長、どこ行くんだ」
阿伏兎があわてて止める
「鳳仙の旦那に会いに行くんだよ、ダメ?」
「アンタ人の話聞いてたか?普通に行ったら怪しまれるだろ」
「大丈夫でしょ?鳳仙だって春雨の一員なんだから」
「駆け引きの道具がいるだろうが」
「そうですよ」
云業が一枚の写真を見せる
「この子連れてけばいいんでしょ?簡単じゃん」
「アンタ1人じゃ騒ぎになるから俺達も行くんだ」
「はいはい」
適当に神威は返事をして歩き出した
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