戯れ歌狂詩曲(ラプソディー)
1
宇宙を飛ぶ船
そこには『雷槍』と恐れられる第七師団の団長、神威、団員の阿伏兎、云業、そして新人の幸若舞が乗っていた
「あとどのくらいで着くんですか?」
「もう着くよ、幸若舞」
「あの、呼びづらいと思うんで舞でいいですよ、阿伏兎さん」
「そうかい、わかったよ」
「ところで神威さんは?」
「何?呼んだ?」
奥の部屋から神威が顔に包帯を巻いた状態で手を振りながらやってきた
「神威さん、それどうしたんですか?大怪我したんですか?」
「違うよ、これ日よけ」
「日よけ?」
「舞さんよぉ、俺達の特徴知らないのか?」
阿伏兎が口をはさむ
「あぁ、苦手なんですよね、日光」
「そんなとこだ、まったくやっかいだよ」
「大変ですね」
「その辺は舞が羨ましいや」
「あのその顔でにっこりされると恐いので止めていただけません?」
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