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戯れ歌狂詩曲(ラプソディー)

「失礼しまーす…」

改めて第七師団の部屋にくると

「(うわっ…!!めっちゃ睨んでくる…!!すでに帰りたい…!!)」

どこへだ?

「(管理人もひどっ!!)」

「あっ、舞来たんだ〜こっちこっち〜」

ひらひらと手を振ってくるのは、団長の神威

こんな中でも知り合いが1人でもいるのはありがたい

「どうも…これからお世話になります」

「そんなかたくなんなくていいよ〜」

「はぁ…」

「んでさっそくなんだけど、出かけるよ」

「はいっ!?」

舞の声が裏返る

「いやでも私戦えな…」

「いいよ、戦わなくて。それは俺の仕事だから」

「えっ…」

「舞は傍にいるだけでいいの」

「!!」

思いがけない言葉に顔を赤くする

「はい…!!」

「よし、じゃあ行こうか!!」

「どこへ行くんですか?」

「吉原」

「吉原?」

「地球だよ、君んとこの元団長が行ってるとこ」

「はい」

「そういえば來帰ってきた?」

「いえ…あれから音信不通です」

「そっかぁ…残念」

「?」



「一緒に鳳仙の旦那に会いに行きたかったのになぁ…」

その時の神威の笑みは黒く、殺気が籠っていた

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あきゅろす。
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