[携帯モード] [URL送信]

戯れ歌狂詩曲(ラプソディー)

「異動?」

それは随分月日がたったころの事

あれから春雨は鬼兵隊を利用して幕府中央と繋がりを持った

その3ヶ月後の事、突然アスターから言われたことだった

「はい」

「異動ってあるんですか?始めて聞きました」

「今までも何度かありましたが、数少ない異例みたいですよ」

「それって私だけですか?」

「はい」

「それ…どこですか?」


「第七師団ですね」

「えっ…」


舞は驚き、青ざめた

「それって…まさか」

「はい、神威様のいらっしゃる春雨戦闘部隊です」

「うそっ!!私戦えませんよ!?一応棒術は來団長から教えてもらいましたが…」

「いえ」

「?」

「神威様が直々に来てほしいと元老(うえ)におっしゃったそうですよ」

「…度胸ありますねぇ」

ははは、と舞は愛想笑いをした

「で、それいつからですか?」

「本日からです」

「えっ!?じゃあもう私第三師団じゃないんですか!?」

「そうなります」

「來団長は…」

「納得されたそうです」

「はぁ〜じゃあ行きますね」

舞が部屋から出ていこうとすると

「舞」

「?」

アスターに呼ばれて振り返る

「何かあった時はいつでも来ていいですからね。離れても友だと思ってますから」

「…はい!!」

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!