戯れ歌狂詩曲(ラプソディー)
2
「なかなか来ませんねぇ」
舞は退屈そうに柵に顎を乗せるようにして乗り掛かっていた
「まぁ噂だからね」
「噂なんですか!?なんかみんな待ち構えてますけど、殺気剥き出しですけど!!」
舞は下にいる野次馬を指差しながら言った
「來から聞いたからさ」
「うちの団長ですか?」
「なんか地球からの客らしくて」
「地球…それって確かアスターが言ってた…」
「えぇ、そうよ舞」
「なんだっけな…確か…き…」
「鬼兵隊だろ?」
神威が思い出せないでいると阿伏兎がやってきて口を挟んだ
「あぁ!!それそれ!!」
「鬼兵隊…強いんですかね?」
「まぁ地球の奴だからあんま強そうなイメージないけどね」
「あんただったら殺り合いそうだよ、すっとこどっこい」
「来たみたいですよ」
「「「!!」」」
アスターが見る方向に目を向けると宇宙船から誰かが降りてきた
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!