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白百合の憂い 二部

「!?」

同時刻

「なんだ、あれは」

「似蔵!!人斬り似蔵だ!!」

高杉の命令で似蔵が単身で紅桜と共に桂一派の船に突っ込んできた

「単騎で何をするつもりだ!!」

「撃てェェェ!!撃ち落としてしまえェェェ!!」


「壊してやるよ!!何もかも!!」


桂一派は似蔵に攻撃を仕掛けるが、的が小さすぎてなかなか当たらなかった




『…止めろ…!!止めろ…!!』

「!!」

その時苦しそうな女の声が聞こえた

『苦しい!!苦しい!!頭が痛い…!!』

「もうお前の声など知るものかっ!!俺はすべてを壊すまで暴れまわるぞ!!」

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