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白百合の憂い 二部

「…刹那」

『……』

闇に光る紅色の水


高杉はそこに繋がれている金髪の女の名を呼んだ

しかし女は高杉をみようとしない


「なぁ…こっち見てくれよ」

『……』

「何で…やっと逢えたっていうのに…!!」

『…止めてよ』

「!!」

『こんな事止めてよ…私はこんな事望んでない…!!誰も望んでないよ』

「刹那…これは」









ドォン
ドォン










「…騒がしいな」


似蔵の奴…

派手に暴れたな



「…刹那、待ってろ」

『何処行くの?』

「外の騒がしい奴等を…











壊してくる」


『!!止めてっ!!お願い!!』



刹那の叫びは届かなかった

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