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白百合の憂い 二部

「何でだよ…何で刹那が…優莉が俺から離れるんだよ…」


「優莉…?」


万斉とまた子は刹那の本名を知らず、優莉という名前に誰かと間違えているのではないかと考えた


「晋助、優莉とは…」


「刹那の本当の名前だ…それより…来島…なんで刹那が船を降りるんだよ…!!?考えは違っても…俺は…」

「そ、それは…」

「言ったよなァ?」

「!!」


「二度と刹那に近づくなって」

「違うんス!!侵入者だと思った奴が刹那で」


「…せよ」

「…?」







「刹那を探せっ!!」


「っ!!は、はい…!!」



怒り狂った高杉はまた子に命令し、また子は何人かの部下を引き連れて刹那を探し始めた

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