白百合の憂い 二部
3
「何でだよ…何で刹那が…優莉が俺から離れるんだよ…」
「優莉…?」
万斉とまた子は刹那の本名を知らず、優莉という名前に誰かと間違えているのではないかと考えた
「晋助、優莉とは…」
「刹那の本当の名前だ…それより…来島…なんで刹那が船を降りるんだよ…!!?考えは違っても…俺は…」
「そ、それは…」
「言ったよなァ?」
「!!」
「二度と刹那に近づくなって」
「違うんス!!侵入者だと思った奴が刹那で」
「…せよ」
「…?」
「刹那を探せっ!!」
「っ!!は、はい…!!」
怒り狂った高杉はまた子に命令し、また子は何人かの部下を引き連れて刹那を探し始めた
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