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白百合の憂い 二部

「あっ…」

あっけなく正体がばれてしまい、困惑する刹那

その刹那に銃を向けるまた子

「刹那…どういうつもりっスか?」

「…ここを出る」

「はっ?何を言うかと思えば…うちらのことを幕府の連中に知られたらどうなるかわかってるんスか!?」

「わかってる…わかっててここを離れるの…!!」

刹那は耐えるように唇を噛み締めた


「でも…刹那さんは兵器なんですよ?」

「っ!!」

また子の後ろにいた隊員が口を開くと次々と刹那の心を抉る言葉が響く


「ここを離れたらどうなるか…」

「俺たちのことを知られる可能性もある」

「…紅桜の件も刹那さんが」


「呼ばないで」

『!!』







「紅桜って呼ばないでっ!!」

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