[通常モード] [URL送信]

白百合の憂い 二部

ガァン


一方銀時は依頼でとある刀鍛冶に来ていた

「あの〜すいませ〜ん、万事屋ですけど」

ガァン

鎚を打つ音が響き、銀時の声はかき消される

「すいませーん、万事屋ですけどォ!!」

「あー!!あんだってェ!?」

「万事屋ですけどォ!!お電話いただいてまいりましたァ!!」

銀時は精一杯叫ぶが

「新聞ならいらねーって言ってんだろーが!!」

返事が噛み合っていない

「バーカ、バーカ、ウンコ!!どーせ聞こえねーだろ」

その瞬間ハンマーが飛んできて、銀時の顔にクリーンヒットした




「いや大変すまぬことをした!!こちらも汗だくで仕事をしているゆえ、手が滑ってしまった、申し訳ない!!」

「いーえいえ」

貼り付いた笑顔を浮かべる銀時だが

「(ぜってー聞こえてたよコイツら)」

「申し遅れた!!」

「?」

「私達は兄妹で刀鍛冶を営んでおります!私は兄の鉄矢!!そしてこっちは…」

鉄矢は自己紹介をしたものの青髪の女の子はそっぽを向いた

「オイ、挨拶くらいせぬか鉄子!名乗らねば坂田さん、お前を何と呼んでいいかわからぬだろう鉄子!!」

「お兄さん、もう言っちゃってるから、デカイ声で言ってるから」

「すいません坂田さん!!コイツシャイなあんちきしょうなもんで!!」

一通り自己紹介が終わったのか銀時が口を開いた

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!