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白百合の憂い 二部

「刹那っ!!」


急いで戻れば万斉が刹那の看病をしていた


刹那が眠るベッドに近づいて顔を見ると、高熱のせいで赤くなっていた


「刹那…!!刹那…!!」


手を握って縋り付いてひたすら名前を呼んだ



それを見て万斉が部屋を出て行った





「刹那…」


もう何度名前を呼んだだろう




そんなに時間はたっていないと思う



だけどやたらと過ぎたような気もする





やっと刹那は目を開けた

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