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白百合の憂い 二部

互いに服も脱がずにお湯を浴びて、次第に水を吸った服の重みを感じた

「…高?」

「悪かった…」

「えっ…?」


「何も気付いてやれなかった、肝心な時にそばにいてやれなかった





護ってやれなかった」

「そんなこと…ないよ…」

「ごめん…!!ごめんな…刹那…!!」


ギリギリと力が込められていく

「高…苦しいよ…」

「……」


不意に力が弱められ、口付けをされる


シャワーから注がれるお湯の音に掻き消されるように二人は何回も何回も唇を重ねた


血が流れた頃、互いに重い服を捨てて、抱き合った

「あっ…高っ…」

「うっ…刹那…」

「あぁっ」


互いを求める声を聞きながら激しく、ときに優しく

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