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白百合の憂い 二部

「刹那…?」

部屋を訪れたのは高杉だった


暴れる刹那を見てショックを受けたのか、危うく煙管を落としかけた


高杉に呼ばれた刹那はまた子に興味がなくなったのか高杉に近づいていく


「刹那…何やってんだ…!?」

「…ヒヒッ」

「何でそんな笑い方してんだよ」

「死ネ」

「!!」

「オ前死ネ」

刹那が高杉に飛び掛った


「晋助様ァァァ!!」




ビシッ



刹那を捕らえる弦が数本張る


「刹那殿…何を…」

万斉が廊下の奥から弦を張り、高杉を護った



「オ前強イノカ!?」

「!?」

弦を無理矢理引きちぎり、万斉の元へ向かおうとする刹那を高杉は引きとめ、抱きしめた

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あきゅろす。
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