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白百合の憂い 二部

「誰!?」


『私は「アナタ」だよ、龍星優莉」


「なに…言って…」


『ずっとアンタを見てきた、アンタの内側から』


「うち…がわ…?」


『ホントに戦うの嫌いなんだね』


「!!」



『誰も傷つけたくない、誰も殺したくない、誰も死んでほしくない。たいそう立派なエゴだね、「私」』



「何で…いけないの…?」


『アンタはただの甘ったれだよ、その思いとは裏腹にアンタの周りはずっと消えてるじゃないか、高の周りも、銀の周りも、ヅラの周りも』



「!?何で…みんなのこと…」



『言ったでしょう?私は「アナタ」なのよ、私も龍星優莉』



「えっ…?」


『アンタを呼んだのは他でもない








私と変わってよ』

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あきゅろす。
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